マイルチャンピオンシップ2015予想 過去の傾向&サトノアラジン、イスラボニータほか

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 今週のG1はマイルチャンピオンシップ。2015年のマイルCSを予想していく。まず、過去の傾向をざっと復習して、それから各馬の分析へと進む。
 先週の京都は雨の影響で馬場が重くなったため、時計がかかり体力が求められる条件になった。今週の週末の天候は現時点では降雨はなさそうでおそらく良馬場でのレースとなりそう。良馬場といっても秋の開催当初の超高速馬場ではなく、荒れた良馬場になるだろうから、昨年のような究極の速力勝負にはならない可能性もほうが高い。イメージとして稍重での2012年、2011年あたり。それでは過去の傾向から。

マイルチャンピオンシップの過去の傾向

マイルCS2015

【2014年】12.0 – 10.4 – 11.3 – 11.6 – 11.4 – 11.5 – 11.3 – 12.0 1.31.5
【2013年】12.5 – 11.1 – 11.5 – 11.7 – 11.5 – 11.2 – 11.4 – 11.5 1.32.4
【2011年】12.4 – 10.8 – 11.2 – 12.3 – 11.9 – 11.8 – 11.6 – 11.9 1.33.9

 昨年は超高速馬場でのレースで、ホウライアキコが最初の3F33.7というスプリント戦のペースで引っ張ったことにより1.31.5という速い決着になった。内容としてはダノンシャーク、フィエロが抜けたパフォーマンスで、グランデッツァ以下は少し落ちる。ラップから速力+持続力を問われたレース質だったといえる。ディープ産駒にしては持続力に長けたダノンシャーク、フィエロが好走しているし、グランデッツァも上位にきたことから速力+持続力が求められた。エーシンフォワードが内から抜け出した2010年も同じようなレース質だった。
対照的に2013年は、3F35.1という遅い入りで、後半もラップは落ちていない。この流れでトーセンラーの瞬発力が活きて差し切り。レースレベルがそもそもそれほど高くないと考えていて、ダノンシャークらも2014年のほうがいい。どんな展開になってもディープ産駒が活躍するのは変わらず。流れやすいレースではあるけど、年によってはスローになることもある。上の2年と比較すると速力+瞬発力が求められた一戦といえる。

 内外については、ここまで速い馬場だと内が有利になる。2014年はダノンシャークはイン差し、フィエロ、グランデッツァはともに内枠、2013年はトーセンラーも内枠で大外を回してきたわけではないし、ダイワマッジョーレは2枠。2010年はイン差しエーシンフォワードが大穴を演出し、ダノンヨーヨー、サプレザは外差し届かず。

 以上の3年が速力が問われる高速馬場でのレースで、2011年と2012年は稍重での開催で決着時計は33秒台とマイルチャンピオンシップにしては遅めのもの。まず2011年は、4F目こそ緩んだものの、それ以外は11秒台を刻んでラストも減速というラップ。良馬場の年ほど速力は問われず、上位の顔ぶれをみても、エイシンアポロンはジャイアンツコーズウェイ×サドラーズウェルズ、フィフスペトルはキンカメ×バーリで、ディープ産駒は凡走。このことからも速力ではなく、馬力と持続力が求められたと考えられる。2012年もサダムパテックはフジキセキ×エリシオ、グランプリボスはサクラバクシンオー×SS。サダムパテックはのちに中京記念を勝っていることからも多少重いタイプのほうが優勢な馬場だったのだろう。

 内外は、2011年は内枠エイシンアポロンが好位から押し切り、フィフスペトルは1枠でインから先行、サプレザはまたしても外から届かず。2012年も1枠サダムパテックがグランプリボス、ドナウブルーの外差しを封じてやはり内のほうが優勢だ。

 ステップは富士S、スワンSのほかにも、エイシンアポロン、サダムパテックの天皇賞からの短縮やトーセンラーの京都大賞典からの短縮など中距離路線の馬は警戒しておきたい。その場合は昨年のように速力+持続力勝負にはならないほうが狙いやすいかな。

 ここまでをまとめると、良馬場なら基本は31秒台の速力+持続力。重くなると33秒台の馬力+持続力でパワーが問われる。という傾向。今年は良馬場でも荒れた馬場になるだろうから両者の中間くらいのイメージかなと。それに加えどんな馬場になっても内枠、4角内が有利になりがち。

 それでは各馬の分析へと移る。

アルビアーノ、フィエロ

【スワンS】12.1 – 11.0 – 11.5 – 11.5 – 11.4 – 11.3 – 11.4 1.20.2

 まずはスワンステークス組から。
 高速馬場の京都で、10秒台なしの11秒台前半が並ぶラップ。このラップからすると差し勢には厳しい展開。レースレベルは昨年よりは上だけど、それでも決して高くはない。アルビアーノは勝つには勝ったものの、低レベル戦だったし、NHKマイルCもいまいち。スワンSは52kg→54kgの2kg増は能力的に考えると少し厳しいかなあ。マイルに延長になってフィエロに逆転される可能性が高い。ストームキャット系×ミスプロ系だと、対ディープ産駒なら時計はかかったほうがいいだろう。いずれにせよ能力的な不安は大きい。

 フィエロのほうはスワンSの内容は昨年と同等くらい。スワンSで叩いてマイルCSは同じステップで、ここで仕上げてくるのだろう。ただ、昨年と比較すると条件は決して良くはなく、今年は究極の速力勝負にはならないだろうし、鮮度もなくなっている。マイラーズCしかり速力を問われる条件ではしっかり走るが、今回はその点昨年よりは買いづらい状況になっている。ダイワマッジョーレについては2013年マイルCSもスローの内枠からロスなく立ち回る競馬で2着。そのレベルもそれほど高くはないので、ちょっと力不足。戦績をみても速力勝負ならまずディープ産駒に負けるし、時計がかかっても瞬発力勝負のほうがいい。1400mがベストなので1400m→1600mの延長もいいとは思えず。サンライズメジャーもどちらかというと持続力勝負よりかは瞬発力勝負のほうが得意で能力もこの中に入ると荷が重いか。それからテイエムタイホーは完全な低速戦向きで、とにかく馬場が悪化するかどうかがポイント。武庫川S、六甲Sでも足りないけど、相当馬場が悪くなってイン伸びになればなくはないか。

 フィエロ以外は総じてスワンS組は能力的に厳しい馬が多いかなという印象だ。

サトノアラジン、ロゴタイプ

【富士S】12.7 – 11.0 – 11.4 – 11.9 – 12.0 – 11.2 – 11.1 – 11.4 1.32.7

 次に富士ステークス組。この富士Sはレベルが高い。
 47.0-45.7の流れなので先行馬に展開が向いた流れ。当時の馬場はやや時計のかかり、内外はフラット。全体の時計もさる事ながら、この流れを差してきたダノンプラチナとサトノアラジンは評価しないといけない。特にダノンプラチナは相当強い競馬をしている(今回は参戦なしですが)。サトノアラジンもダノンプラチナ以下ではあるものの、ロゴタイプ以下には完勝で十分評価できる。春興S以降のサトノアラジンのパフォーマンスはどれも強い内容だけど、富士Sではさらに伸ばしてきている。ベストの条件は、当時の東京のような摩擦のかかる差し馬場だろうから、多少時計のかかる京都はいいはず。問題は持続力勝負になったときに落とさず走れるかと、位置取り。ディープ×ストームキャットで、菊花賞とかみていると対応してきそうだが。過去の傾向は外差しは勝ちきれていないので、うーんという感じかなあ。とはいえ、富士Sの内容は間違いない。トーセンラーの流れになればあっさりもある。

 ロゴタイプはダノンプラチナ、サトノアラジンよりは展開に恵まれた面が大きい。それでも58kgでこの内容なら立派だといえるし、オールカマーもまずまず。昨年は時計が速すぎて対応できず。皐月賞からは速力はあるんだろうけど、マイルで対ディープ産駒をだと多少かかってくれほうがいい。その点からすると今年のほうが期待が持てる。サトノアラジンとは異なり持続力勝負の強さは過去に示している。カレンブラックヒル、アルマワイオリは能力的に厳しいか。

 レースレベルは富士S>スワンS。サトノアラジン、ロゴタイプはいい内容でここにきている。

 ほかで触れておきたいのは。モーリス、天皇賞からの2頭と、レッツゴードンキ。
 年明けからの中山の3戦は優秀なモーリスも、安田記念は一転先行して押し切り。瞬発力勝負に強い差し馬という認識だったので、ちょっと驚き。対応できる展開の幅は広く、速い時計にも対応でき、京都もいい。課題はやはり休み明けだろう。ルージュバッグ同様にこればっかりはやってみないとわからないが、毎日王冠をパスして影響はあるのは間違いないところ。春の内容はここでも十分上位なこともまた間違いない。

 天皇賞はレベルはまずまず、ラブリーデイ向きの流れだったとは言えないと思う。ラブリーデイ以外はスローの外差しなのでステファノスが上位にきたことは納得できる。イスラボニータが8枠からこの流れに対応してきたのはちょっと以外で、一時期のスランプからは脱しているようだ。同じロゴタイプと比較すると特徴が掴みやすく、こちらはロゴタイプより瞬発力がある代わりに速力は向こうのほうが上。その辺はローエングリン×SSとフジキセキ×コジーンの違いなのだろう。京都は初めてというより関西で走るのが初めてというところに不安はある。ロゴタイプと同様に対ディープなら時計がかかってほしいし、どちらかというとスローの瞬発力が問われる展開で好位からスッと抜け出す競馬が理想。ヴァンセンヌは、この秋は春とは別馬のよう。毎日王冠と天皇賞はちょっと負けすぎ。ディープ産駒なので京都で覚醒する可能性はあるけど、リズムが悪いか。最後にレッツゴードンキは折り合いを考えるとマイルへの短縮は間違いなくプラス。キンカメ×マーベラスサンデーで強かった桜花賞も低速戦なので、京都はよくないだろうなあ。できるだけ時計がかかってほしい。能力的にはやや不安あり。

 まとめると、サトノアラジン、モーリス、イスラボニータ、ロゴタイプ、フィエロあたりが能力的には上位を形成しているがそれぞれにベストの条件は微妙に異なっているので、まずは枠順、次いで馬場傾向を踏まえて結論を出したい。

 ここで触れられなかった馬については、Twitterにてつぶやくかもです。なかなかレベルの高い一戦になりそうなので楽しみですね。続く。

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